Remember.
午前中の授業が終わり、
あたしと実優は食堂に向かった。
今日のお昼は何にしようかな~♪?
―――――――――――ドンッ
「あっ、ごめんなさいっ」
ギャルみたいな人にぶつかってしまった
チッと舌打ちされ、どこかに行ってしまった
あたしってなんでこんなに人にぶつかるんだろ…
「怖かったね、あの人。柚菜小さいから見えなくて
ぶつかっちゃうんだろうね」
実優の身長よりもあたしの方が断然低いので
あたしの頭をポンポンと軽く叩かれた。
「す、好きで小さいわけじゃないもんっ」
ポンポンッ
また実優っ!
「実優っまたしたで、しょ…」
「小嶋って小さいよな~何㎝?」
津崎祐太!
「あ、津崎君。えっと、、148㎝」
「小さいね~俺と30㎝位違うやん(笑)」
な…いきなり現れてなんや、こいつっ!←
「でも、可愛い可愛い。」
そうすると、ポンポンと置いた手は
あたしの頭をふわふわと撫でてくれた。
うわ、何かこういうのドキッってする。
「伸びるように牛乳買ってやろーか?(笑)」
「うわっ、バカにしてる!」
「柚菜、あたし席とってるからジュース買ってきてね~♪」
え!!実優!待って一人にしないで←
―――――――――――ガコンッ
「はいっ!」
津崎祐太がいきなりミルクティーのパックを二つ
渡してきた。
「今さっき、バカにしたお詫びっ」
と、ミルクティーを渡して食堂の列に並んだ。
え・・・・・・・・・
「ありがと!」
申し訳ない気もするけど、優しいな……。