Remember.
「柚菜~っ!お手洗いいこっ♡」
実優の昼休みの終わりの時間のトイレは日課だ。
理由がメイクを直しにいくからだ。
「柚菜は元が可愛いんだから、もっとお洒落しなくちゃ!
せっかくゆるい校則の学校なんだから楽しまないとっ」
そういって、実優はいつもあたしに軽くメイクを施してくれる
今までそういう経験をしたことなかったし
お洒落にも興味が無いのが等しかった。
ただ、お姉ちゃんがメイクして、彼氏もできて
毎日楽しんでいる所を見ると、羨ましい気持ちがあった。
「そおだっ!今日実優と一緒に買い物行こうよ!」