星に恋した。
第一章
5年前ー
私は、運命の人に出会った。
親が親しくしているカフェでバイトとして働いていた彼。
名前も年も何もわからない。
でも、『ゆーくん』と仕事場の人から呼ばれていることはわかった。
派手な格好しているわりには、ぶっきらぼうであまり喋らない人だった。
それがまた子供の心をくすぶった。
あなたはもう大人。
でも、16歳の少女は謎めいたあなたに恋をした。