星に恋した。

「おはよぉ~」

「もうご飯できてるわよ!」

ママの朝は大忙し。

だから朝の5時には起きて朝ご飯を作って洗濯やら身支度をする。

パートをしているママは朝の8時半にはスーパーに出発する。

パパも8時には郵便局へ出発する。


ダラダラと着替える私にママは階段下から叫んだ。


「彩名!マスターが今日帰り寄ってって言ってたわよ!」


「え~!わかったよぉ…」


反抗期の私はちょっとふてくされたように言った。


でも、心の中では嬉しいと思っている。

だって、いつも会うきっかけを作ってくれるのは親だし、親とマスターが友達じゃなかったらきっとゆーくんと出会うことはなかった。


だからママ、パパありがとう。


絶対に親には言えない相手だけどゆーくんのこと大好きなんだ。

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