星に恋した。

ルンルンルン♪

スッキップをしながらカフェに向かう。

そして勢いよくドアを開けた。




「いらっしゃいませ」


一番最初に飛び込んできたのはゆーくんの姿だった。


丁度入り口近くのお客さんにコーヒーを運んでいるところだった。


「マ、マスターいますか?」

急に敬語を使う私。

緊張して顔を見ることができない。



「裏にいるよ」

普通に答えてくれただけなのに全てがカッコイイと思ってしまう。




ミーハーな私…

「あの人好き!」私はよくそう言う。

一目惚れって私はあると思う。

でも詳しく知ろうとはしない。



=本当は興味がないの。







でも、ゆーくんは違った。

一目惚れから始まった。

いつもならそれで終わり。


でも…知りたかった。

ゆーくんのこと。

私の心を動かしてくれた。

他の人とは違うものを持ってる気がする。

だから知りたいの。

もっと詳しく。

きっともっと好きになる。

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