星に恋した。
「おはよ~!」
今日はバイトの2日目。
明日でバイトが終わっちゃうのが淋しいよ。
「はょ~」
だるそうに挨拶する俊。
「もう、もっとシャキッとしてよぉ~!」
「ねみぃんだよ」
喧嘩になりそうなのを予想してかゆーくんが口を割って入った。
「俊は低血圧だからね…でも、お客さんの前では…ちょっとなぁ~」
「ほぉ~ら!俊と違ってゆーくんは大人だねぇ~。俊、見習いなよ!」
「うっせ~よ!ゆーなんか24もきてんのに隠してるらしいけど中身はまだまだ子供だぜ」
今…何て?
24って言った?
ゆーくん24歳なの?
俊の言葉が頭の中を駆け巡る。
それは私にとって思わぬ収穫だった。
ゆーくんが照れながら言った。
「俊ッ!それ言うなって!まだまだお子ちゃまですよ~笑」
3人で笑い合った。
ほんのひとときが楽しくて楽しくて仕方なかったんだよ。
この時間が永遠続けばいい。
そう思ったのに永遠って言葉はやっぱりないんだよ…