星に恋した。
BBQ当日ー

晴天だった。

私の心も晴天で彼に会うのが待ち遠しかった。


15分くらいが経ち、待ち合わせ場所のコンビニにBBQに参加するメンバーが集合した。

細身のジーンズに黒いTシャツ。ネックレスをつけいて、思っていた通りオシャレだった。
それに…頭に巻いているタオルが似合いすぎていて、ドキドキがとまらなかった。


本当に私…あなたのこと好きみたいです。

でも、まだこの気持ちを伝えることはできない。


あなたの名前を知らないから。年齢だって知らない。
本当に知らないことがいっぱいありすぎるんだ。

それなのに“好き”なんて言ったらあなたは私を軽い女だって思うんじゃないかって…

不安だった。
この気持ちが本物だとまだ確信してないから。


だから、早くあなたの素の部分を見せてよ。

あなたをずっと見ていたい。

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