星に恋した。

謎の女


夏も去ろうとしていた頃、久しぶりにラ・シェルに遊びに行った。

久しぶりといっても一週間ぶりくらい。

本当は毎日のように遊びに行きたかったけど宿題という魔物と闘っていたから行けなかった。


ちょっとワクワクしながら扉を開く。


「こんにちは~!」

「なんや、お前のことやけん毎日来るんか思とったのに…どうせ宿題溜まっとって来れんかったんやろうけどな…」

嫌みたらしくいう俊…その隣にいるのはゆーくん…
あれ?



誰?











ゆーくんの隣に女の人がいた。


奥さんでもあやちゃんでもない女の人。





ゆーくんと楽しそうに話していた。


そんな顔、他の女に見せちゃ嫌だよ…


そんなに嬉しそうに話さないでよ…









泣きそうだった。

こなければいいと思った。



ゆーくんの彼女なの?

クールで大人っぽい女性。

私にはなれない。




「こんにちは…」

無理やり笑顔を作ってゆーくんに声をかけた。

「久しぶりやね!」

「うん…」
涙を必死にこらえた。


「俺の隣にいるのは由美。仲良くしてやって!」


「うん…」

仲良くなんて無理だよ。拒絶してしまうよ、きっと…



その隣で何故か俊がそわそわしていた。

そして…

「あ゛~!彩名裏ちょっと来い!!話がある!」

そう言って強引に私を裏へ連れて行った。

ゆーくんと由美サンはまた2人で話し出した。


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