星に恋した。

もう、廊下でボロボロ涙が零れ落ちた。

止まらないよ…人ってこんなに泣けるの?


休憩室に入り、机に顔を伏せて泣く。

息を殺してひたすら泣いた。







しばらくして休憩室の扉が開いた。


涙を拭きながら顔を上げた。

目の前に俊が立っていた。



「ごめん…あたし、帰るね…」



そう言って俊の横を通りすぎる。




でも、俊が私の手を引っぱった。


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