星に恋した。


「ゆーくん!!」

私は大声でゆーくんを呼んだ。

子供と手をつないで歩きだそうとしていたゆーくんは足を止めてこっちを向いた。









「結婚…おめでとっ…」



そう言って私は大きく手を振った。


ゆーくんは「ありがとう」と笑いながら言った。

由美さんは子供の手を持って子供の手を振った。




これでいいんだ。

幸せになってね、ゆーくん。


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