星に恋した。
存在
BBQをやった日から一週間程が過ぎた。
まだ名前も年もアドレスも何も知らない。
知っているのはあなたがゆーくんと呼ばれていることと誰にも負けない優しさを持っているってことだけ。
この日私は、久しぶりにカフェに遊びに行った。
カフェに行くとそこには俊しかいなかった。
「ちわ~。マスターとゆーくんは?」
「おっす。久しぶり。マスターは家に帰っててゆーは休み~」
「な~んだ…」
私は久しぶりに会えると思ったのにがっくりした。
「なんか飲む?」
皿を拭きながら俊が私に微笑みかける。
「ん~オレンジ!」
「了解~」
俊は作業を止めて私にオレンジジュースをついでくれた。