Only you...
葉奈は意外にも音痴である。



やっぱり完璧な子ってのはいないのか??



「大丈夫だって!!練習すれば音程なんて直ぐに掴めるよっ」



『舞衣は歌上手だもんなぁ~・・・。いいなぁ~』



葉奈はあたしの肩にもたれてきた。



”それじゃぁズルいよ、葉奈。。。あたしだって.....”



「上手じゃないしっ。人並みだよ~」



『え、何それ!??私への嫌味ですか!??ん??』



葉奈はあたしの両方の頬を人差し指で指してきた。



「ごめんなひゃぃっうひょでふ!!!{ごめんなさいっ嘘です!!!」



『はいはいっってこんなことしてる場合ぢゃないッ!早く教室戻るよ!!』



「あっうん!」



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それから時間は流れ......



『あっ!ごめんッ★今日、私委員会あるから先に帰ってて??』



葉奈はあたしでゎなく、桐野にそう言った。



”そらそうだよね、彼カノなんだからさ。”



毎回の事ながら、落ち込んでしまう自分。





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