それは、一瞬の出来事
愛の始まり
いつも、私は賞賛の渦の中で、
ひとり、苦しんでいた。
「今日も優香は綺麗だね」
(知ってるよ。だってずっと努力してきたんだもの)
「メイクはどうしてるの?」
(私に合わせるんじゃなくてあなたに合うもの見つけなさいよ)
「優香はスタイルよくて憧れる!」
(当たり前。ずっと磨いてきたもの)
全て、彼のために。
彼から見た私がいつでも綺麗な私で居られるように。
自己満足なんて、切ない言葉言わないで。