それは、一瞬の出来事



描いてる途中に寝るなんて、何なの



そう思ってちらり、と作品を覗こうと近づいた。



が、鈍く光る薄い色をした先輩の髪があまりにも美しく、


無意識に髪へと手を伸ばしていた。





描きたい、



触れたい…



初めてだ、こんな思い。




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