囚われた花嫁
…次の日の朝。目覚ましで起きた私は、まだはっきりしない頭で洗面所に向かう。
「…メガネかけてくるの忘れた」
ド近眼の私は、普段はコンタクトを付けているが、夜はメガネ。寝ぼけていた為、それを忘れた。お陰で何も見えない。体を反転させ、部屋に戻ろうとしたら、何かにぶつかった。
「…ワッ…」
目の前に紺のスーツが見えた。…慌てて顔をあげるが、どんな顔をしてるか分からないが、とりあえず謝ろう。
「…ごめんなさい。よく見えなくて」
「…目が悪いのか?」
星空が聞いてきたので、素直に頷く。そして、私は星空を避けて、部屋に戻ろうとしたら…?!
黒い物体につまずき、こけた。
「…ホントに何も見えないんだな」
「…す、すみません」
…こけたと思ったが、ギリギリのところで星空が私を片手で支えてくれた。…しかし、この体勢は恥ずかしい。
お腹のところに腕を回している。…今は、パジャマ姿。しかもそのパジャマが、ワンピースタイプの物で、お尻が何とか隠れる短さ。
まさか、朝一番に星空に会うとは思っていなかった。…パジャマ買ってこなきゃ。なんて、訳のわからないことをぐるぐると考えてしまう。
「…干渉するつもりはないが、そのパジャマはどうかと思う」
ズバリ言われ、恐縮してしまう。
「…俺にどうかされたいのなら構わないが?」
「…なっ?!すみません!結構です!パジャマは即代えます!」
星空の腕をバッと、外すと、逃げるように自分の部屋に逃げ込んだ。…途中、またつまずき、パンツが見えてしまったのは、ご愛嬌という事で。
「…メガネかけてくるの忘れた」
ド近眼の私は、普段はコンタクトを付けているが、夜はメガネ。寝ぼけていた為、それを忘れた。お陰で何も見えない。体を反転させ、部屋に戻ろうとしたら、何かにぶつかった。
「…ワッ…」
目の前に紺のスーツが見えた。…慌てて顔をあげるが、どんな顔をしてるか分からないが、とりあえず謝ろう。
「…ごめんなさい。よく見えなくて」
「…目が悪いのか?」
星空が聞いてきたので、素直に頷く。そして、私は星空を避けて、部屋に戻ろうとしたら…?!
黒い物体につまずき、こけた。
「…ホントに何も見えないんだな」
「…す、すみません」
…こけたと思ったが、ギリギリのところで星空が私を片手で支えてくれた。…しかし、この体勢は恥ずかしい。
お腹のところに腕を回している。…今は、パジャマ姿。しかもそのパジャマが、ワンピースタイプの物で、お尻が何とか隠れる短さ。
まさか、朝一番に星空に会うとは思っていなかった。…パジャマ買ってこなきゃ。なんて、訳のわからないことをぐるぐると考えてしまう。
「…干渉するつもりはないが、そのパジャマはどうかと思う」
ズバリ言われ、恐縮してしまう。
「…俺にどうかされたいのなら構わないが?」
「…なっ?!すみません!結構です!パジャマは即代えます!」
星空の腕をバッと、外すと、逃げるように自分の部屋に逃げ込んだ。…途中、またつまずき、パンツが見えてしまったのは、ご愛嬌という事で。