[野いちご初!?参加型小説] 彼のいなくなった理由
リビング
リビングには、ソファがある。
ふたりで何軒も何回もお店を回って決めたソファ。
なかなか決められないわたしに、
焦らずに考えよう。と、ずっと一緒に考えてくれた。
ソファには、テディベアが座っている。
わたしが、お店の前を通るたびに、気にしているのを知っていて、プレゼントしてくれたテディベア。
あの時は、嬉しすぎて泣いてしまって、困らせた。
テディベアは、赤の封筒を持っている。
ゆっくりと開く。
『一筆書き』
『二文字』
『oはない』
『残った中で、一番大きい数』