切リ取リマスカ?
学校へ行きながら兄弟の面倒まで見るなんて、あたしはきっとできない。
兄弟がほしいと思った事は何度もあるけれど、紀子の話を聞いていると大変なことも沢山あるんだとわかってきた。
「心! 昨日の写真くれよ!」
教室へ入ると同時に、クラスメートの赤瀬大雅(アカセ タイガ)がそう声をかけて来た。
昨日パーティーに参加していたあたしの彼氏だ。
大雅はサッカー部に所属していて、がっしりとした体つきだ。
毎日残って練習をしているため、足なんて本当に太くなっている。
「いいよ。大雅は写真撮らなかったんだっけ?」
「昨日スマホ忘れてったんだよ」
「そうだったそうだった」
彼女の誕生日パーティーにスマホを忘れてきて写真を撮れないなんて、大雅は少しぬけていると思ったんだった。
昨日の出来事を思い出して、思わず笑ってしまった。
「ラインでシェアするね」
あたしはそう言い、スマホを操作した。
昨日の写真1年1組のグループにUPしていく。
これで昨日参加できなかったクラスメートたちも写真を見る事ができる。
兄弟がほしいと思った事は何度もあるけれど、紀子の話を聞いていると大変なことも沢山あるんだとわかってきた。
「心! 昨日の写真くれよ!」
教室へ入ると同時に、クラスメートの赤瀬大雅(アカセ タイガ)がそう声をかけて来た。
昨日パーティーに参加していたあたしの彼氏だ。
大雅はサッカー部に所属していて、がっしりとした体つきだ。
毎日残って練習をしているため、足なんて本当に太くなっている。
「いいよ。大雅は写真撮らなかったんだっけ?」
「昨日スマホ忘れてったんだよ」
「そうだったそうだった」
彼女の誕生日パーティーにスマホを忘れてきて写真を撮れないなんて、大雅は少しぬけていると思ったんだった。
昨日の出来事を思い出して、思わず笑ってしまった。
「ラインでシェアするね」
あたしはそう言い、スマホを操作した。
昨日の写真1年1組のグループにUPしていく。
これで昨日参加できなかったクラスメートたちも写真を見る事ができる。