切リ取リマスカ?
☆☆☆
少し無理やりだったけれど、これで楓先輩と大雅を切り取ることができる!
そう思ったあたしはいてもたってもいられなくなって、グラウンドを後にした。
早足で正門を抜けたところで立ちどまる。
「先輩たちってほんとバカなんだから」
アプリを立ち上げながらそう呟いた時だった。
「バカはお前だろ」
そんな声がしたと同時に、背中に痛みが走りあたしはそのままコンクリートに両手をついていた。
一瞬なにが起こったのか理解できなくて、手から落ちて行ったスマホを見つめた。
「さっきの写真で何するつもりかなぁ?」
その声にようやく振り返ると、そこにはサナ先輩とリカ先輩の姿があった。
あたしはサッと青ざめる。
なんでこの2人がここにいるの!?
勢いよく立ち上がり、転がっているスマホを握りしめる。
「せ、先輩たち、サッカーの練習始まっちゃいますよ?」
「サッカーなんてあたしたち興味ないし」
「そうそう、大雅君だっけ? あの子はちょっといいなーと思うけど、楓みたいにストーカーするほどじゃないし?」
そう言い、2人は声を上げて笑う。
少し無理やりだったけれど、これで楓先輩と大雅を切り取ることができる!
そう思ったあたしはいてもたってもいられなくなって、グラウンドを後にした。
早足で正門を抜けたところで立ちどまる。
「先輩たちってほんとバカなんだから」
アプリを立ち上げながらそう呟いた時だった。
「バカはお前だろ」
そんな声がしたと同時に、背中に痛みが走りあたしはそのままコンクリートに両手をついていた。
一瞬なにが起こったのか理解できなくて、手から落ちて行ったスマホを見つめた。
「さっきの写真で何するつもりかなぁ?」
その声にようやく振り返ると、そこにはサナ先輩とリカ先輩の姿があった。
あたしはサッと青ざめる。
なんでこの2人がここにいるの!?
勢いよく立ち上がり、転がっているスマホを握りしめる。
「せ、先輩たち、サッカーの練習始まっちゃいますよ?」
「サッカーなんてあたしたち興味ないし」
「そうそう、大雅君だっけ? あの子はちょっといいなーと思うけど、楓みたいにストーカーするほどじゃないし?」
そう言い、2人は声を上げて笑う。