切リ取リマスカ?
☆☆☆
ライバルがいたから頑張る事ができていた。
そんな事、考えたこともなかった。
あたしは家に帰り、自分の部屋でベッドにうつぶせになって寝転んでいた。
なにもやる気が起きない。
なにもしたくない。
考え事だってしたくないのに、頭の中には大雅と琉斗の事がグルグルと回っている。
あたしが2人の関係を切ったんだ。
それが原因で大雅はサッカーをする意味を失ってしまった。
あたしは大雅に輝いてほしくて、ただそれだけでやったのに……。
どうしてこんな結果を生んでしまったんだろう?
大雅は輝けるハズだった。
もっともっと上を目指せるハズだった。
なのにどうして、サッカーをやめるようになってしまったんだろう。
「こんなハズじゃなかったのに……」
呟き、スマホを見つめる。
あのアプリでは関係を切り取るしかできない。
その関係を修復することができれば、きっと大雅はまたサッカーを始めるのに……。
「どうすればいいの?」
あたしは茫然とした頭でそう呟いたのだった。
ライバルがいたから頑張る事ができていた。
そんな事、考えたこともなかった。
あたしは家に帰り、自分の部屋でベッドにうつぶせになって寝転んでいた。
なにもやる気が起きない。
なにもしたくない。
考え事だってしたくないのに、頭の中には大雅と琉斗の事がグルグルと回っている。
あたしが2人の関係を切ったんだ。
それが原因で大雅はサッカーをする意味を失ってしまった。
あたしは大雅に輝いてほしくて、ただそれだけでやったのに……。
どうしてこんな結果を生んでしまったんだろう?
大雅は輝けるハズだった。
もっともっと上を目指せるハズだった。
なのにどうして、サッカーをやめるようになってしまったんだろう。
「こんなハズじゃなかったのに……」
呟き、スマホを見つめる。
あのアプリでは関係を切り取るしかできない。
その関係を修復することができれば、きっと大雅はまたサッカーを始めるのに……。
「どうすればいいの?」
あたしは茫然とした頭でそう呟いたのだった。