切リ取リマスカ?
「それじゃぁさ、紀子の誕生日パーティーもうちでやればいいじゃん」
「え? それほんと?」
紀子が目を輝かせてあたしを見る。
あたしは大きく頷いた。
「そうだよ。ね、お母さん?」
リビングから通じているキッチンへ向けてそう声をかけた。
ダイニングテーブルに1人座ってコーヒーを飲んでいたお母さんが「いいわね、それ」と、ほほ笑んだ。
「いいんですか!?」
紀子が驚いたように目を見開いてお母さんを見る。
「紀子ちゃんなら大歓迎よ。お料理がんばっちゃう」
そう言い、力コブを作って見せるお母さん。
自分の母親ながら、本当に穏やかな性格の人だといつも思う。
「ありがとうございます! このチキンすっごくおいしい!!」
自分のパーティーの時にも作ってほしいからか、紀子は必死でチキンの美味しさをアピールしはじめた。
そんな紀子を横目に見てあたしはズボンのポケットからスマホを取り出した。
さっきからひっきりなしにメールやメッセージが届いている。
確認してみると、今日来られなかった友達からのお祝いメッセ―ジが何件も届いている。
「え? それほんと?」
紀子が目を輝かせてあたしを見る。
あたしは大きく頷いた。
「そうだよ。ね、お母さん?」
リビングから通じているキッチンへ向けてそう声をかけた。
ダイニングテーブルに1人座ってコーヒーを飲んでいたお母さんが「いいわね、それ」と、ほほ笑んだ。
「いいんですか!?」
紀子が驚いたように目を見開いてお母さんを見る。
「紀子ちゃんなら大歓迎よ。お料理がんばっちゃう」
そう言い、力コブを作って見せるお母さん。
自分の母親ながら、本当に穏やかな性格の人だといつも思う。
「ありがとうございます! このチキンすっごくおいしい!!」
自分のパーティーの時にも作ってほしいからか、紀子は必死でチキンの美味しさをアピールしはじめた。
そんな紀子を横目に見てあたしはズボンのポケットからスマホを取り出した。
さっきからひっきりなしにメールやメッセージが届いている。
確認してみると、今日来られなかった友達からのお祝いメッセ―ジが何件も届いている。