切リ取リマスカ?
その一件一件を確認していると、1つ気になるメールを見つけた。
《お誕生日おめでとうございます!
当サイトにご登録ありがとうございます。
今月は心さまの誕生月と言う事で、特別にアプリをご用意いたしました!
配信前の試験段階のアプリを、誰よりも早く体験できます!
もちろんお金はいだきません!
ダウンロード期間は一か月間。
下のURLよりダウンロードページに飛ぶことができます》
それはよく使っているゲーム会社からのメールだった。
誕生日の月になると特典をくれるというのはよくある話だった。
でも、アプリをまるまる一つ無料ダウンロードできるなんて、あまり聞いたことがなかった。
「心! おばさん、あたしの誕生日に手巻きずしも作ってくれるって!」
紀子があたしの肩をバンバン叩いてそう言って来た。
「え、まじで? あたしのパーティーより豪華じゃん!!」
「あぁ~、誕生日が楽しみだなぁ!」
「ちょっと紀子ずるい!」
その後、あたしはメールが来ていることも忘れてしまっていたのだった。
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その後、あたしはメールが来ていることも忘れてしまっていたのだった。