切リ取リマスカ?
☆☆☆
佐原高校の1年1組はみんな仲が良かった。
男子も女子も関係なく全員がクラスの中心にいるような感覚だった。
お風呂から上がったあたしはベッドに腰を下ろして、鼻歌を歌いながらスマホを確認していた。
届いていたメッセージやメールに丁寧に返事をしていく。
沢山ありすぎて寝るまでに返信できるかどうかも怪しい。
それならそれで、明日学校へ行ったときに直接お礼を言えばいい。
そう思い、メールを開く。
「あ……」
開いたメールは企業からのメールだった。
まだ配信されていない全く新しいアプリ。
「これ、試してみようかな」
そう呟き、URLに飛んでみる。
画面にはダウンロードという文字が出ているだけで、アプリについての説明はなにもない。
「まだ試験段階だから何も書かれてないのかな?」
何に使うアプリかもわからない状態じゃ、ダウンロードしたくても躊躇してしまう。
それでもあたしが少し考えてすぐにダウンロードボタンをタップしたのは、そこがいつも使っているゲームサイトだったからだ。
みんなも使っているサイトの新作ゲームが楽しめるかもしれない。
友達にも自慢できるし、それで面白ければなにも問題はない。
佐原高校の1年1組はみんな仲が良かった。
男子も女子も関係なく全員がクラスの中心にいるような感覚だった。
お風呂から上がったあたしはベッドに腰を下ろして、鼻歌を歌いながらスマホを確認していた。
届いていたメッセージやメールに丁寧に返事をしていく。
沢山ありすぎて寝るまでに返信できるかどうかも怪しい。
それならそれで、明日学校へ行ったときに直接お礼を言えばいい。
そう思い、メールを開く。
「あ……」
開いたメールは企業からのメールだった。
まだ配信されていない全く新しいアプリ。
「これ、試してみようかな」
そう呟き、URLに飛んでみる。
画面にはダウンロードという文字が出ているだけで、アプリについての説明はなにもない。
「まだ試験段階だから何も書かれてないのかな?」
何に使うアプリかもわからない状態じゃ、ダウンロードしたくても躊躇してしまう。
それでもあたしが少し考えてすぐにダウンロードボタンをタップしたのは、そこがいつも使っているゲームサイトだったからだ。
みんなも使っているサイトの新作ゲームが楽しめるかもしれない。
友達にも自慢できるし、それで面白ければなにも問題はない。