切リ取リマスカ?
☆☆☆
お風呂から出たあたしはそのまま自分の部屋に向かった。
ベッドに横になり、スマホを見つめる。
大雅からのメッセージで『今日は応援ありがとう! 明日も頑張るからな!』と、届いていた。
そのメッセージにまたあたしの頬は緩くなる。
あたしは胸にスマホを抱きしめて、そして目を閉じた。
このアプリがあればすべてがうまく行く。
大雅を守ることもできる。
邪魔な人間をどんどん切り取って、理想通りの世界を作っていけばいいんだから!
邪魔者は消す。
我慢なんてしなくていい。
なんで今までそんな単純な事にも気が付かなかったんだろう!
最初は使い方がわからずに愛と紀子の関係まで切り取ってしまって申し訳なかったけれど、あの2人はすでに元の関係に戻っている。
つまり、本当に仲が良ければ自然と戻る事ができるという事だ。
どこから送られてきたアプリなのかもわからないけれど、恐怖心は少しも感じていなかった。
きっとあたしはこれから先もこのアプリを使うことになるだろう。
「素敵な誕生日プレゼントをありがとう」
あたしは送り主がわからないアプリへ向けて、そう呟いたのだった。
お風呂から出たあたしはそのまま自分の部屋に向かった。
ベッドに横になり、スマホを見つめる。
大雅からのメッセージで『今日は応援ありがとう! 明日も頑張るからな!』と、届いていた。
そのメッセージにまたあたしの頬は緩くなる。
あたしは胸にスマホを抱きしめて、そして目を閉じた。
このアプリがあればすべてがうまく行く。
大雅を守ることもできる。
邪魔な人間をどんどん切り取って、理想通りの世界を作っていけばいいんだから!
邪魔者は消す。
我慢なんてしなくていい。
なんで今までそんな単純な事にも気が付かなかったんだろう!
最初は使い方がわからずに愛と紀子の関係まで切り取ってしまって申し訳なかったけれど、あの2人はすでに元の関係に戻っている。
つまり、本当に仲が良ければ自然と戻る事ができるという事だ。
どこから送られてきたアプリなのかもわからないけれど、恐怖心は少しも感じていなかった。
きっとあたしはこれから先もこのアプリを使うことになるだろう。
「素敵な誕生日プレゼントをありがとう」
あたしは送り主がわからないアプリへ向けて、そう呟いたのだった。