切リ取リマスカ?
☆☆☆
学校へ戻って来ると愛と紀子が心配して駆け寄って来た。
琉斗が足を切断したという情報はすでにクラスメートたちにも知れ渡っていたようで、あたしと大雅が病院へ行っていたと言う事もわかっていたみたいだ。
「心、顔色悪いよ?」
紀子が心配そうにそう言って来た。
「うん……」
「大雅は大丈夫?」
そう聞かれて、あたしは大雅へと視線を向けた。
大雅はクラスメートに話しかけられても返事をせず、授業の準備を始めている。
「たぶん、大丈夫だと思う。病院まで行ったけれど、結局琉斗には会わなかったし」
「そうなんだ……」
楓先輩が号泣する病室になんて、入る事はできない。
「もう少し落ち着いたら、また行ってみるよ」
「その時はあたしたちも一緒に行きたい」
紀子がそう言って来たので「もちろん、いいよ」と、あたしは頷いたのだった。
学校へ戻って来ると愛と紀子が心配して駆け寄って来た。
琉斗が足を切断したという情報はすでにクラスメートたちにも知れ渡っていたようで、あたしと大雅が病院へ行っていたと言う事もわかっていたみたいだ。
「心、顔色悪いよ?」
紀子が心配そうにそう言って来た。
「うん……」
「大雅は大丈夫?」
そう聞かれて、あたしは大雅へと視線を向けた。
大雅はクラスメートに話しかけられても返事をせず、授業の準備を始めている。
「たぶん、大丈夫だと思う。病院まで行ったけれど、結局琉斗には会わなかったし」
「そうなんだ……」
楓先輩が号泣する病室になんて、入る事はできない。
「もう少し落ち着いたら、また行ってみるよ」
「その時はあたしたちも一緒に行きたい」
紀子がそう言って来たので「もちろん、いいよ」と、あたしは頷いたのだった。