切リ取リマスカ?
☆☆☆
大雅は琉斗が入院してから毎日病院に行っている様子だった。
その度に琉斗の様子を聞いていたから、覚悟はできている。
琉斗の両足を切断したのはあたしだなんて、誰も気が付いていない。
それでも病院に入るとやっぱり緊張していた。
誰かがあたしのやっている事に気が付いて、取り押さえられるんじゃないかと言う不安が出て来る。
琉斗の病室の前まで来て深呼吸をした。
この3人の中ではあたしが一番面識があるから、あたしがドアをノックしなきゃいけない。
「心、すごく緊張してるけど大丈夫?」
紀子にそう言われて、あたしは笑顔を作った。
「大丈夫だよ」
簡単に答えて、ドアをノックする。
中から返事が聞こえてきて、あたしはドアを開いた。
個室の窓から眩しい太陽の光が入ってきていて、あたしは一瞬目の前が真っ白に見えた。
「心?」
白い部屋の奥から大雅の声が聞こえてきて、あたしは一瞬たじろいた。
目が慣れて見て見ると、ベッドの横に立っている大雅と、パイプ椅子に座っている楓先輩がいた。
「あ……こんにちは」
あたしは楓先輩へ向けて軽く会釈をした。
楓先輩は「こんにちは」と笑顔を向ける。
大雅は琉斗が入院してから毎日病院に行っている様子だった。
その度に琉斗の様子を聞いていたから、覚悟はできている。
琉斗の両足を切断したのはあたしだなんて、誰も気が付いていない。
それでも病院に入るとやっぱり緊張していた。
誰かがあたしのやっている事に気が付いて、取り押さえられるんじゃないかと言う不安が出て来る。
琉斗の病室の前まで来て深呼吸をした。
この3人の中ではあたしが一番面識があるから、あたしがドアをノックしなきゃいけない。
「心、すごく緊張してるけど大丈夫?」
紀子にそう言われて、あたしは笑顔を作った。
「大丈夫だよ」
簡単に答えて、ドアをノックする。
中から返事が聞こえてきて、あたしはドアを開いた。
個室の窓から眩しい太陽の光が入ってきていて、あたしは一瞬目の前が真っ白に見えた。
「心?」
白い部屋の奥から大雅の声が聞こえてきて、あたしは一瞬たじろいた。
目が慣れて見て見ると、ベッドの横に立っている大雅と、パイプ椅子に座っている楓先輩がいた。
「あ……こんにちは」
あたしは楓先輩へ向けて軽く会釈をした。
楓先輩は「こんにちは」と笑顔を向ける。