溺れた愛

My World

「ねぇねぇこの前のドラマ見たー？」
「見た見たー！あの俳優イケメンだよねっ！」


「あの子かわいくね？」
「うわ、マヂだ。やべーナンパするかー？アハハハ！」
うるさい、五月蝿い、ウルサイ。
通り過ぎる人の話し声笑い声。すべてがうるさい。黙れ黙れ。あぁぁぁ！
おねがい、黙って────。
「ねぇねぇ君ひまー？」
「君可愛いよねー？」
「ちょっと話さない？」
「ちょっと聞いてる？」
『ぇ、？』
「やっと反応したっ！君のこと！」
なんなんだこの５人組は。
もぉうるさい。見るからにチャラそうな
金髪、金髪、金髪、茶髪、銀髪。
あぁもなんで私を絡まれてるんだろー？
『なんですか？』
思ったよりきつい言い方をしてた。
まぁいい、これでどっかいくかな。
「なになにツンデレー？そんなとこも可愛いなぁ。こんな子が快感で甘えるところ見たいなぁ！」
「俺も俺も。君めっちゃいいよ！」
『え、？────。』
一瞬のことだった。
細い路地にグイッと引き込まれた。
『ちょっと何ですかっ！』
「何って気持ちいことするんだよー？アハハハ！」
そのまま担がれすぐ近くの人がいない公園に連れていかれる。今は夜の10時ぐらいだからそこまで人がいなかったのに、こんなところじゃ全くいない。
『やめてくださいっ！』
「やめるわけないよー？クククッ！」
『はなし────ｯ！ンンッ！アァンッ！！』
苦しい汚いやめて！！離してと言おうとしたら唇を塞がれてしまった。やめて、やめて、おねがい、誰か助けてっ！！
『ヒャッ！！！！！』
息苦しさでいっぱいだった私はいつの間にか服を脱がされ男の秘部がわたしの秘部に当てられているのに気づいて驚いた。
『ちょっーー！アァァァァァァァァァッッ！』
「ンン、クッ！────ンッ』
痛い痛い！
あまりの激痛に逃げようとする私の腰を男に捕まれて逃げられない。
『イタッ！！！！！』
「ンッ────。ンンン」
激しい律動に腰が軋む。
『だ、、ンッ！れか、たすけてっっ！！』
「うるさいぞ！」
だれもいない────。
そう思い絶望しかけた時だった。
「おい、なにしてる」
地を這う低音が公園に響き渡った。
黒い服に身を包み綺麗な茶色の髪を後ろに無造作に流している。
そして、切れ長の目にはその男の強さや冷酷さがあった。
「おまえなんだよ！うるせーんだよ！」
私を犯した人達が口々にその男を罵る。
だが、次の瞬間私を犯していた男5人組はその男に倒されてた。
『あぁ、えっと、そ、の、、、、』
「大丈夫か？」
『あぁ、はい、ありがと、ぅ、ンンッククッ』
私は涙が止まらなかった。
そんな私を男は抱きしめ、言った。
「大丈夫だ、俺があいつらを忘れられるようにしてやる」
『へっ？』
思わず変な声がでた。
そして、男は、、、、私を抱きしめた。