アオイトリ
*°輝said *°



教室を出た俺は階段をおり、駆け足で校舎を出る。




校門の横に止まっている黒色の車の後部座席に乗った。



右隣にはTWINSのもう一人のメンバーであり、俺の幼なじみでもある綾瀬直が座っている。



「ごめんね!二人共!



久しぶりに学校行けるはずだったのに…」




運転席に座っているマネージャーの詩希さんは申し訳なさそうに俯いた。



「んーん、俺達は大丈夫!




むしろ詩希さんのおかげで仕事増え始めたし、嬉しいよ」



「あぁ、姉貴も最近、夜遅くまで仕事してるみたいだけど少しくらい休めよ」




俺の言葉に続けて直も詩希さんを励ます。




「うん…ありがとう」




車が動き出し、車内には沈黙が続く。
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