初恋
仕方なく葵は口を開いた。



口に入れたものの喉が痛くてなかなか飲み込めない。



「ゆっくりで良いよ」



気長に待っていてくれる。



ゆっくり租借して飲み込むともう一口口に入れられる。



最初よりは量が少なく。



まるで小鳥の子供みたい・・・


お父さんは紫月?


それはいや・・・。



「どうした?食べて」



そう言われたものの葵は口を開かなかった。


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