初恋
「食べないと体力がつかないぞ」



「うん・・・」



仕方なく口を開いた。



「良い子だ」



紫月が微笑みかける。



その時、急に全身の血の気が下に下がったような感覚に襲われて葵はぎゅっと目を閉じた。



「葵?」



葵の様子がおかしい事に気付く。



「う・・ん・・・」



額から脂汗が出てくる。



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