初恋
そして酷い咳が出始めた。



「ゴホッ・・・だ・・いじょう・・ぶだから・・」



すごく心配そうな紫月の顔。



「話さないで良い!」



ベッドサイドの電話で看護師を呼んだ。



看護師はすぐに葵の状態を見て処方した。



しばらく経つと葵の呼吸は楽になって眠りについた。



「朝まで目覚めないと思います」



患者が落ち着いてくれて看護師が安堵した表情になった。


< 114 / 404 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop