初恋
「あたしのせいだから・・・」



葵は小さく首を振る。



「!」



紫月は胸が締め付けられるような感覚を覚えた。



落ちていた毛布を拾い、葵をくるみ抱き上げる。



「歩ける・・・」



「無理だよ」



さっさと車の助手席にのせた。



屋敷に着いたときには葵は眠りに落ちていた。



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