初恋
葵は部屋の中を見たくて見たくてそわそわしていた。



女中さんが出て行くと窓の方へ近づく。



「うわっ!本当に露天風呂がある・・・」



ひの木のお風呂でお湯がなみなみ入っている。



「今すぐ入る?」



後ろに紫月がいた。



なんとなく妖しい雰囲気なのは気のせいだろうか。



「え・・・え・・?」



そうだ・・・部屋にお風呂があるって言う事はどっちかが入っている時は見えちゃうんだ・・・。


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