初恋
何を言うか忘れて紫月の唇の動きにされるままになってしまう。



「葵、I Love You」



「紫月・・・I also love.(あたしも)」



葵を軽々と抱き上げた紫月はきちんと敷かれた布団の上に降ろした。



「心臓が壊れちゃう位ドキドキしてるの・・・身体も熱くてあたしおかしい」



戸惑っている葵に紫月が微笑む。



「大丈夫 おかしくなんか無いよ 俺も心臓が暴れているし 熱も持っている」



葵の手を自分の心臓の上に持っていく。



「紫月・・・」



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