初恋
「ううん・・・わたしとお茶をするよりもゆっくり寝ていたほうが良かったんじゃないかなって・・・疲れているでしょ?」



「お前といる方がいい」



それでも心配そうな葵に微笑む。



「大丈夫 機内で眠るから」



「ここからフランスまで一時間くらいでしょ・・・」



「俺はあんまり睡眠を取らなくても大丈夫なの」



それでも心配げな葵を安心させるように言う。



肩を引き寄せられ葵の肩が小さく震える。


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