初恋
榊自身は入院して安静にした方が良いと考えたが葵が話した家族の夢が気になる。


入院しなくてすむように言ってくれた榊に葵は弱々しい安堵の笑みを見せた。





榊医師に支えられて診察室を出ると貴子が待っていた。


「葵様・・・・」

ふらつくのか目を閉じている葵。


「薬を貰ってから屋敷に戻りましょう」

榊が言った。




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