初恋
「今日は残念でございましたね?ですが、紫月様のお仕事に出張はつきものですよ。今度はご一緒に行かれると良いですね」


紫月には仕事があるのだから慣れなくてはいけないと言う宇津木の言葉には優しさがこめられているのを感じた。


(宇津木さんは紫月にいなくてはならない人)


「はい 今度はダメって言われても絶対について行っちゃいます」


葵は宇津木に笑みを向けた。





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