初恋
密林に落ちた紫月を乗せた小型飛行機は見つかっていない。


が、落ちた事は確かだ。


落ちる間際に機長から管制塔に機体がおかしいと報告があった。


その後、レーダーから消えた。


まだ小型飛行機は見つかってはおらず、遺体も発見されていないが密林での生存率はなきに等しい。




屋敷の中が弔問の人々でごった返す中、葵はまだ目を覚ましていなかった。


ベッドで眠っている間、宇津木や使用人たちは弔問客の接待に追われていた。



< 349 / 404 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop