初恋
「榊、恭臣、宇津木 貴子さん」


そこにいる全員の名前を紫月が口にした。


葵は紫月の首に抱きついたまま離れない。


「葵を守ってくれてありがとう」


紫月は皆の顔を見ながら感謝を口にした。


「・・・紫月・・・」


紫月の腕に抱かれて葵はやっと安心した。





「総帥、警視がお見えです」


ボディーガードの一人がリビングに現れた。


「すぐに行く、書斎へ案内をしてくれ」


紫月が指示を出すとボディーガードが出て行った。




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