初恋
やっと警察が帰った後、紫月は葵を探していた。


葵の寝室や自分の部屋、厨房など、あちこち探したが葵の姿が見えない。


「紫月様、先ほどお庭に出てくると葵様はおっしゃっていましたが」


それも30分以上も前の事。


寒い外にずっといるのか。


紫月は庭へ出た。


庭はかなり広い。


足を少し引きずりながら葵を探す。






葵はプール傍のベンチに座っていた。


「葵・・・」


葵の姿を見てホッと安堵した。



< 398 / 404 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop