初恋
「紫月・・・」


「ん?」


「たくさん子供が欲しいな」


自分たちには身寄りがいない。


宇津木さんたちはいつも傍にいてくれるけど家族がたくさん欲しいとふと思った。


「そうだな 俺はいつでも手伝うけど?」


ニヤッと笑って言う紫月に葵は赤面した。


「い、いえ 結婚してからで良いです・・・」


紫月の腕が葵の身体に回った。


「葵、愛しているよ 永遠に」


葵はそれに答えるように背伸びをして紫月の唇にキスをした。





        END
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