初恋
「どうした?」



紫月が隣に座る。



長い足でもまったく窮屈でない席。



「な、なんでもない」



葵は笑った。



その笑みに紫月がかすかな笑みで返してくれる。



葵はその表情に心臓がドキドキした。



「離陸したら歩き回ってもいいよ 眠かったらベッドルームで寝るといい」


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