こうなったのは、アイツのせい。


「あっ、あたし……」


私を殴ろうとした人が自分のした事に気づいたのか、か細い声をだした。


「奈津を殴ろうとしてんじゃねーよ!俺はお前らを絶対許さない。わかったらさっさと失せろ!」



正直驚いた。大翔がこんなに大声で怒鳴ったことなど今までで一度もなかった。


女の人達もビックリして、そそくさと立ち去っていた。

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