その恋、逃亡中。

信二は、その間にも、ただがむしゃらに抱きついていた。手が彼女のからだを這う。

突然、くるみは脚を縮めた。スカートの裾に手をかけようとした彼の手が、彼女の素肌に触れた瞬間、妙に痛い感じがしたのだ。


< 12 / 47 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop