黒猫系男子にご注意です
────放課後。
咲華に手を振り、ため息をついたわたし。
前にもこんなことあったなぁ...
確かあれは、蓮夜くんに出会った次の日のことだった。
今になって考えてみると、あの時からこうなるかもしれないって予想しとけば良かった。
わたしのバカっ!!
あ~あ、
どうしてわたしって、いつもこうなんだろう...
いつも後のことを考えずに行動してしまう。
自分の不甲斐なさに頭を抱えながら、教室を出て、図書室に向かっていると
「ねえ、君!!」
声がした方を振り向くと、先輩らしき男の人が4人くらいいた。