黒猫系男子にご注意です
キツい香水の匂いを漂わせて、ニヤニヤしている。
気持ち悪い...
流石のわたしも、これはまずいと頭の中で警報が鳴る。
「あれ?
もしかして、この子...スズラン姫?」
「お、ほんとだ。
噂通り、めっちゃ可愛いじゃん。」
「へ〜え?
なんか、こういう男に免疫なさそうな子、めちゃくちゃタイプなんだけど。」
「しかも、なんかふわふわしてるし!」
そう言って、わたしの髪をさわってくる。
「い...やっ...」
身長の低いわたしは、背の高い先輩たちに囲まれているせいで、逃げることができない。
「は、離してくださっ...いっ...」