黒猫系男子にご注意です


「........」



何も喋らない蓮夜くん。



蓮夜くん、なんで黙って...



あれ?


ふっと我に返って、今の状況を考える。



待って、待って、待って?

今わたし、なにして...



「っ.....!!」



上を見あげれば、目の前にはわたしをじっとのぞき込む蓮夜くんの顔。



そして、蓮夜くんの背中に回ったわたしの腕。




「ご、ごご、 ごめんなさっ...!」




驚いて体を離そうとすると



「離れんなよ」




驚く暇もなく、膝の裏と腰に腕が回る。



「れ、れれ、蓮夜くっ...!」




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