黒猫系男子にご注意です
「蘭音が可愛いすぎるって話!!
ささっ!早く、教室行こっ!!」
「あっ、ちょっと...っ!」
グイグイと背中を押されて歩き出した。
結局はぐらかされたけど、何だったんだろう?
無自覚って?
なにが?
うーん...さっぱり分かんない。
そうしているうちに、教室に着き、席に座った途端。
「実は、蘭音に聞いて欲しい話があるの....っ!!」
ドンッ!!とわたしの机に両手をついた咲華。
「な、なに?」
咲華の目、ギ、ギラギラしてる
「紫苑の話なんだけどっ!!」
「紫苑くんがどうかしたの?」