黒猫系男子にご注意です



「あの、蓮夜くん...?」



「ったく、お前は...」



抱きしめられたまま、はあ...とため息をつかれた。



「ご、ごめんなさっ...」



「そうじゃなくて」



謝ろうとすると、わたしの言葉に被せるかのように、蓮夜くんは言った。




「別に俺は怒ってねえよ」




「えっ!?
怒ってないんですか!?」





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