黒猫系男子にご注意です
「こういうこと。」
グルッと視界が回転したかと思うと、目の前に見えたのは蓮夜くんの顔と、天井。
わたし、押し倒されてる...!?
そして、ずいっと顔を近づけてくる。
30cm、20cm...
「れ、蓮夜くんっ...」
キスできそうなほどにまで近づく距離に、身体中の熱が顔に集まってくる。
そして蓮夜くんは
囁いた。
「襲うっていうのは、こういうこと。
意味、分かる?」
ふぅっと、耳に息をふきかけられる。
「んっ...!」
恥ずかしくて身をよじるわたしを満足そうに眺めながら、蓮夜くんは身体を起こした。