黒猫系男子にご注意です
「言うのが遅くなりましたが...
今日は助けてくれて、ありがとうございました。
じゃあ、わたしはこれで...」
そう言って、帰ろうとすると
「送ってく。」
「えっ...?」
「だから、送ってくって言ってんだけど。」
「いや、でも...
蓮夜くんの帰る時間が...」
それに、わたしがまた変に意識しちゃうから...
「いいんだよ、そんなの気にしなくて。
蘭音に拒否権ないから。」
「で、でも...」